【目次】
第一章 初期作品と詩論
小説 黄昏れる午前
象徴詩派と詩的現実
ヴァレリイ小論─ その夢と現実を回って ─
テレーズの微笑
金子光晴「作品論」
西脇順三郎文学の地平
Ambarvalia─ 旅人の出発 ─
覇王のみち─ 山本太郎小論 ─
加藤楸邨句業管見
楸邨俳句の“観念性”
第二章 作品論・交友録
憂愁そして幽囚─ 牧章造小論─
『一角獣』の視線─ 西垣脩論 ─
忍と美と─『西垣脩詩集』を読む ─
西垣さんの死を悼む
遠い?『遠い教会』─ 安西均詩集を読む ─
「柵」から「海へ」─ 立川英明小論 ─
『決められた以外のせりふ』─ 芥川比呂志著 ─
“大正”の旗また一つ
成熟するマリア像─ 村上博子詩集『冬のマリア』を読む ─
村上博子詩集『雛は佇む』跋
前川緑『麥穂』の世界
佐美雄氏のこと
大和の“原時空”─ 佐美雄氏の闘いを想う ─
掛井五郎 ─ その Commedia Divina ─
詩写真集『火の果て』出版にあたって
夏目利政「暗黒の自画像」
馬越陽子さんの芸術
遠藤周作と「エスプリ」をめぐって─ 島崎通夫宛書簡について ─
松平修文歌集『夢死』
詩歌を書く人─ 比留間一成の詩業 ─
詩人の魂しい─ 嵯峨信之『小詩無辺』に寄せて ─
高橋渡『野の歌』─ 熟成する〈コレスポンダンス〉 ─
糸屋建吉『此方』を読む
佐藤正子詩集『人間関係』
「ここ」を「ここ」と呼べるには─ 池井昌樹詩集『晴夜』 ─
馬場晴世詩集─『ひまわり畑にわけ入って』を読む ─
梶原しげよ詩集─『旅立ち』をめぐって ─
旅と人間─ 安田礼子著『アフガン/ガンダーラ』跋 ─
『ピノッキオの冒険』について─ 前之園先生へ─
第三章 小品
生活と言葉と詩と
神を演ずる
パンと言葉
社会の高齢化
コヘレトの言葉
詩と信仰─ 八木重吉の詩 ─
加賀乙彦氏のキリスト教思想
我が詩・我が神
マリア論(未完)
罪人なる我等のために
我等逐謫の身なるエワの子なれば
第四章 シャルル・ペギー論
エゴイズムの聖化
ペギーの巡礼
シャルル・ペギイの「マリア」
シャルル・ペギーの作品と思想 Ⅰ〜Ⅸ(六分儀誌連載)
終章
短歌作品
オマージュ ─ 島朝夫詩集に寄せて ─
『佝僂の微笑』を読んで/柴田元男
『遠い拍手』
黙しとうた /平井照敏
抒情の故郷 /村上博子
詩集“遠い拍手”に/堀口太平
島朝夫詩集『遠い拍手』/川田靖子
透明な水晶像 /伊藤桂一
『供物』キリスト教精神と言語的超越 /中村不二夫
プロフィール
あとがき