日本の鉄道をつくった人たち
この巨人たちと共に日本の鉄道は走り出した!
E・モレル、井上勝から小林一三、五島慶太まで、現代に連なる幹線網の構想・経営モデル・技術を生み出した巨人たちの鉄道と共に駆け抜けた生涯を再現。
▶▶▶鉄道ピクトリアル(2010年10月号、評者・白土貞夫氏)に書評が掲載されました。
はじめに
第1章 エドモンド・モレル
第2章 井上勝
第3章 ウォルター・フィンチ・ページ
第4章 雨宮敬次郎
第5章 後藤新平
第6章 根津嘉一郎
第7章 島安次郎
第8章 関 一
第9章 小林一三
第10章 木下淑夫
第11章 早川徳次
第12章 五島慶太 高
参考資料・文献
【編者】
小池 滋(こいけ・しげる)東京都立大学、東京女子大学で英語・英文学の教鞭をとる。英語・英文学関連の著訳書のほか、『英国鉄道物語』『世界鉄道百科図鑑』(共訳)など鉄道関係の著訳書も多い。
青木栄一(あおき・えいいち)東京学芸大学名誉教授、日本地理学会名誉会員。鉄道史学会会長、歴史地理学会会長などを歴任。主に交通地理学を研究。著書に『鉄道の地理学』『鉄道忌避伝説の謎』ほか。
和久田康雄(わくだ・やすお)運輸省、日本民営鉄道協会、日本鉄道建設公団などに勤務。著書に『人物と事件でつづる鉄道百年史』、『やさしい鉄道の法規』、『日本の市内電車1895〜1945』、訳書に『世界鉄道百科図鑑』(共訳)ほか。
【執筆者】(執筆順)
林田治男(はやしだ・はるお)大阪産業大学経済学部教授。組織と権限、英国人技師の経歴と貢献などを中心に、開闢期鉄道の資金調達、人材育成などを研究中。
星野誉夫(ほしの・たかお)武蔵大学名誉教授。日本経済史専攻。井上勝関連論文は、野田正穂他編『日本の鉄道 成立と展開』第2章など。
石本祐吉(いしもと・ゆうきち)石本技術事務所開設。産業考古学会、鉄道史学会、赤門鉄路クラブ会員。著書に『鉄道車両のパーツ』『線路観察学』など。
小川功(おがわ・いさお)跡見学園女子大学教授。ニッセイ基礎研究所産業調査部長、九州大学客員教授、滋賀大学教授などを歴任。観光資本家の起業家精神を研究中。
老川慶喜(おいかわ・よしのぶ)立教大学経済学部教授。専攻は近代日本経済史。著書に『近代日本の鉄道構想』『阪神電気鉄道百年史』など。
齋藤晃(さいとう・あきら)鉄研三田会の事務局長、会長を経て現在相談役。主として蒸気機関車の機構面など技術史を研究対象とする。
藤井秀登(ふじい・ひでと)日本交通公社(JTB)などを経て明治大学商学部教授。著書に『交通論の祖型:関一研究』『現代の交通:環境・福祉・市場』など。
西藤二郎(さいとう・じろう)京都学園大学経済学部教授。著書に『京都・滋賀 鉄道の歴史』など。
松本和明(まつもと・かずあき)明治大学大学院経営学研究科経営学専攻。博士後期課程中途退学、修士(経営学)。著書に『北越製紙百年史』『進化の経営史』(共著)など。
高嶋修一(たかしま・しゅういち)青山学院大学准教授。専攻は日本経済史。著書に『西日本鉄道百年史』など。
(*刊行時のものです)