森のささやき
森は、ふしぎの国
霧たちこめる深い森のなかで だれかがささやく。 少年がであったのは妖精? それとも…。 愛息への思いをこめた、親子での共作。 静けさとやすらぎにつつまれる絵本。

私は山も大きな川もない関東平野のまっただ中で育った。あるのは畠と田んぼと林。宅地林を背にした家々だけという農村風景。景色の変化にとぼしい分、夕もやにかすむ森の時間が流れていく様を固唾をのんで見守っていた子供時代。子供の時の感動がおとなになっても忘れられない。そんな思いを「森のささやき」という作品にしていた……(あとがきより)

【作・画】
蒔 悦子(まき・えつこ)
埼玉県在住。日本児童文学者協会会員。著書に『月の子』(第13回新北陸児童文学賞受賞)。
【英訳】
荒薪直人(あらまき・なおと)
San Francisco State Universityで映像理論、技術を専攻。SIMAC Production設立。