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花たちのおしゃべり—「おばあさまの物語」より
自然界と人間界のあわいで紡がれた物語
郷里の小さな村ノアンをこよなく愛し、晩年を過ごしたサンドが、愛する孫に贈った物語の数々。そこは自然界の生き物と人が共生する不思議な世界…。自然の神秘と恵みを畏敬したナチュラリストとしての一面を見る、珠玉の童話集。

稲本 正氏(オークヴィレッジ代表、工芸家・作家)
ショパンに、名曲を書かせたジョルジュ・サンドの魅力とは何か? 彼女の童話の数々は、その源泉が自然との心温まる交流であることを示してくれる。なかでも「エミとナラの木」は、環境教育読本の傑作といえるだろう。

✦花たちのおしゃべり
✦エミとナラの木
✦ギョロ目の妖精
✦犬—ルシアンさんのおはなし
✦風—ほこりの妖精

【著者】ジョルジュ・サンド(George Sand・1804〜1876)
パリで軍人貴族と庶民の娘の間に生まれ、中部フランスの田園地帯ノアンで父方の祖母のもとで育つ。『アンディアナ』で文壇に登場し、『魔の沼』『愛の妖精』をはじめ、小説・戯曲等100篇以上の作品を残した。男装を好んだことや、ショパン、リスト、ミュッセらとの恋愛関係でも知られる。後年政治活動に身を投じ、女性の権利運動を主導したが、晩年はノアンで穏やかな日々を送った。
【訳者】樋口仁枝(ひぐち・ひとえ)
フランス語圏の民話・童話の翻訳、研究にたずさわる。主な著訳書に『フランス民話の世界』(共編訳、白水社)、『ジョルジュ・サンドへの旅』(いなほ書房)、絵本『ねむれるもりのびじょ』(世界文化社)など。
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