こころを映す鏡の世界へ—こころが安らぐ不思議とは—クリエイティヴ・セラピー入門
芸術は〈こころを映す鏡〉。第一人者による独創的な入門書
絵画やコラージュの鑑賞・創作により自己理解を深め、コミュニケーションを活性化するクリエイティブ・セラピー。ダ・ヴインチの名画や心理テストの事例を題材に、第一人者がやさしく解説する。
【クリエイティブ・セラピーとは?】
絵画やコラージュなどを鑑賞したり創ったりして気軽に楽しみながら、こころを落ちつかせ、脳を活性化。自己理解やコミュニケーション、カウンセリングにも役立つ、身近で実務的なセラピー。
桜美林大学大学院教授(医学博士) 橋本泰子氏<
本書は長年研鑽を積んだ、卓越した独創性に富むセラピストによる、まさにクリエイティヴ・セラピーの異色の解説書です。ことに知的好奇心を刺激する「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の謎解きは、芸術を「こころを映す鏡」として観る著者独自の視点で解読されていて、完全に引き込まれてしまう。一般読者や学生のみならず、ベテラン臨床心理士の方々にも、心理技法のレパートリーをいっそう広め、櫻井ワールドや芸術にも踏み込みたくなるような、良書です。
イメージ体験I:ミカエル・グリュンワルトの「置きテスト」を体験してみましょう —あなたは多数派? それとも個性派?
〈コラム1:ミカエル・グリュンワルト 〉
イメージ体験II:投映法心理テストの「星と波テスト」を体験してみましょう —あなたは何タイプ? 海の波側は? 星空側は? —「星と波テスト」のイメージ体験
クリエイティヴ・セラピーの実際I—「何となく体調,気持ちがヘン症候群の女子大生Kさん」の場合 —「うつ病で長年苦しんだ中年の主婦Mさん」の場合
〈コラム2:コラージュと「色彩」〉
クリエイティヴ・セラピーの実際II —レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の謎に迫る! いったい「誰のために」描いたのか —「最後の晩餐」を「幻想描画法」によって描いた真実とは?
櫻井眞澄(さくらい・ますみ)
臨床心理士。NPO法人日本クリエイティヴ・セラピスト協会理事長として,セラピー実践およびセミナーの講師,講演活動などを精力的に行っている。