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花嫁はなぜ顔を隠すのか

【編】増田美子

 

定価=本体2,600円+税

四六判360ページ 

2010年5月発売(第2刷2011年1月)

ISBN 978-4-903487-36-6

✣日本図書館協会選定図書

 

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はじらいの象徴としての 角隠しとヴェールの下に隠された女の歴史

洋の東西を問わず世界的に見られる、婚礼時の女性のかぶりもの。女性の〈顔隠し〉の起源と文化的背景、歴史的変遷を、日本・西洋・中東各地域で考察。顔を隠すことを求められてきた女性の歴史を、かぶりものから明らかにする。

Ⅰ 花嫁はなぜ角隠しをつけるのか 

日本女性の顔隠しの始まりと被衣/近世における女性の顔隠しとかぶりもの/近代の婚礼におけるかぶりもの/花嫁はなぜ角隠しをつけるのか

Ⅱ 花嫁はなぜヴェールを被るのか 

近世までの典礼時のヴェール/カーニヴァルの仮装と花嫁の顔隠し/花嫁はなぜヴェールを被るのか

〈コラム〉古代ギリシアにみるヴェール/イスラムのヴェール

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【編者】

増田美子(ますだ・よしこ)

学習院女子大学国際文化交流学部教授。主著に『日本衣服史』(編著)吉川弘文館、『古代服飾の研究』源流社、『日本喪服史 古代編』源流社ほか。

 

【執筆者】

梅谷知世(うめたに・ともよ)

学習院女子大学非常勤講師。主著に『日本衣服史』、「近世服飾にみる舶来物の好尚—中期以降の遊客の姿」『服飾美学』21号ほか。

 

内村理奈(うちむら・りな)

跡見学園女子大学マネジメント学部助教。主著に『服飾を生きる—文化のコンテクスト』(共著)化学同人、『中世衣生活誌』(共訳)勁草書房ほか。

 

大枝近子(おおえだ・ちかこ)

目白大学社会学部教授。主著に「19世紀後半のイギリスにおけるセーラーブラウスの流行」『国際服飾学会誌』30号ほか。

 

河島一惠(かわしま・かずえ)

元共立女子大学家政学部教授。主著に『19世紀ヨーロッパファッションプレート』(共著)講談社、『イギリス学への招待』(共著)明現社ほか。

 

黒川祐子(くろかわ・ゆうこ)

大東文化大学外国語学部非常勤講師。主著に「13世紀ドイツの宮廷服飾とミ・パルティ—メルテンスの『しるしとしてのミ・パルティ』を考察して」『服飾美学』31号ほか。

 

諏訪原貴子(すわばら・たかこ)

江戸川学園取手中・高等学校専任講師。主著に「教材研究として、19世紀のボール・ガウンのレプリカ作成」『服飾文化学会誌』Vol.3 No.1ほか。

 

(*刊行時のものです)